明日ライブします。
2008年6月28日に、吉祥寺の小さな赤いハコでそっと終了した『猫背不眠症』というバンドの看板しょって、9年ぶりに。
ライブ自体も、都内では約2年ぶりです。
人の誘い方も、ライブの仕方も若干忘れ気味です。ブランクの塊です。
今あるのは、正直なところ情熱よりも感傷です。
ライブの前日にどんなふうに過ごしていたのか、どんな気分でいたのか思い出せませんが、それ以前に毎週毎月リハとライブをして、音楽のことばかり考えて生きていた時期の自分と、今の自分がかけ離れていることについて、考えれば考えるほどいろんなものが押し寄せてくるのです。
自分の才能や可能性を信じる力が最近減退していて、夢もあまり抱かなくなりました。
いろんなことを諦め始めている自分がいて、ふと立ち止まるとどうしようもない気分になります。
あの頃信じていたほど、自分というのはかっこよくもすごくもなく、やればできるけれど全然やれていないので大したことないというのが今の評価です。
ああ、全然だめじゃん、なっさけな、と。
ライブ一本やりきる体力があるのか、声が最後まで続くのか、正直全然自信がないです。
体力戻そうとか、歌の練習をしようと思っていたけれど、蛇口全開の水道みたいに時間はあっという間に溢れて今に至ります。
本当に、クソみたいだわ。
自分が今やっている仕事について、不安はあるけれど絶対これで勝負してやるって思っているし、世界一獲りたいし、日々のすべてを投入している自負はある。
だから後悔なんて何もしていない。
でも、自分という人間の生き方のヘタクソさ、ままならなさには本当に腹が立つ。なんだか泣けてきた。
こんなはずじゃなかったなんて、死んでも言わないけれど、もっとまともな人間になりたかったと本当に思う。いつもいつも。
もうかっこなんてつけれないし、かっこよくないのもわかっているので、このまんま、ありのままで勝負するしかない。
隠す手もなければ、切り札もない。
あるとすれば、このクソみたいな自分をぶっ壊してめちゃめちゃにしてやりたいという、今の気持ちだけです。
俺には多分なにもできなくて、できないから命削って差し出さないと、どこにもたどり着けないし、なし得ることができないのだと思う。
明日、下北沢ベースメントバーで、トップバッターです。
どうぞよろしくお願いします。